第二の青春を謳歌している。
ミュージシャンの追っかけである。
日頃の行いが天に認められたのであろう、運良く抽選に当たり見事チケットを手にすることができた。
場所は、宮城セキスイハイムスーパーアリーナ。
実は、来月の横浜アリーナのチケットも手に入れてある。
追っかけとしては、至極満足である。
誰の追っかけだって?
お源さんこと、星野源ちゃんである。
源ちゃんをはじめてTVで見たのは、NHKのLIFEという番組。
ずーっとお笑いの人だと思っていたら、なんと音楽家だそうだ。
しかも文章も書き、俳優もやっている。
なんて多才な人なのか。
俄然興味が湧き、気が付いたら追っかけてました。
2017年6月17日。
今日は生源ちゃんとはじめましての日。
動きやすい服装、スニーカーで、最小限の荷物とともに、10時50分発はやぶさ15号で仙台へ。
新幹線の中でも源ちゃんの歌を聴き、おばさんは気分も上々である。
ルンルンしながら仙台に着いたが、宮城セキスイハイムスーパーアリーナまでのバス、どこから乗ったらいいのかねぇ。
バスの乗り場が見つからず、さっきまでのテンションは何処へやら。
不安な面持ちで仙台駅の周りをウロウロする羽目に。
数十分後、なんとか乗り場を発見し無事バスに乗る事ができた。
スニーカーを履いてきた自分を褒めてあげたい、と思った。
会場には既に大勢の人が到着しており、グッズ売り場で買い物をしたり、MV衣装展示を見たり、ツアーパネルをバックに写真を撮ったりと、思い思いにライブまでの時間を楽しんでいる。
こんな時は誰かと一緒の方が絶対楽しいよなぁ、と、ちょっと周囲を羨んだが、グッズ売り場であれこれ購入するうちに、テンション復活。
買い物はいかなる時も気分を高揚させてくれるね。
さて会場入りする前に、大事な一仕事。
トイレの列との戦いが待っている。
ここでもスニーカーは良い働きをしてくれました。
スッキリして、意気揚々と会場へ。
自分の席に腰をおろし、先程購入したピンクのタオルを首にかける。
会場全体がピンク色になり、源ちゃんの登場を待つ。
会場の明かりが消え、声優の大塚明夫と宮野真守によるボイスドラマでライブContinuesの幕開けである。
舞台下からゆっくり源ちゃんがせり上がり、名曲Firecrackerの演奏がはじまる。
源ちゃんはまさかのマリンバを演奏。
会場は割れんばかりの拍手と大歓声‼︎
おばさんも負けじと手を叩き、声を張り上げる。
キヤーー‼︎源ちやーん‼︎
肉眼では豆ツブくらいにしか見えない源ちゃんだが、確実にそこにいる。
同じ空間で、同じ時間を共有しているのだ。
生源ちゃんは歌い、話し、踊り、楽器を演奏している。
舞台に設置された巨大モニターが源ちゃんの笑顔を、汗を映し出す。
そしてライブも終盤、『恋』を歌う源ちゃん。
ステージも客席も一体となって恋ダンスを踊りまくる。
凄い‼︎凄い光景である。
皆この日のために覚えてきたの?
ダンスはからっきしダメなおばさんも、見よう見まねで必死に参加。
サビで盛り上がったところで、キャノン砲から大量の銀テープが。
その光景のなんて綺麗なことか。
おばさんが必死になって銀テープに手を伸ばしたことはやぶさかではない。
源ちゃんに魔法をかけられた夢のような時間もアンコールを残すばかりとなる。
アンコールステージにはお約束のニセ明が登場。
会場に笑いが起こる。
この人はどこまでもエンターテイナーなんだなぁ。
源ちゃんは21曲を熱唱した。
源ちゃんの創り出す世界に酔いしれ、心地よい疲労感とともにライブは終了した。
Continuesというツアータイトルは、音楽は受け継がれ、繋がっていくという意味でつけられたのだとか。
源ちゃんの音楽はこれからどんな音楽に繋がっていくのか。
おばさんは、源ちゃんからますます目が離せなくなりそうだ。
edit & textSaruko
うるう年生まれ
趣味:ガーデニング(咲かせるより枯らす方が得意)
得意な事:早起き
苦手な事:家事全般
好きな物:アルコール全般
座右の銘:今を楽しむ